新型コロナⅡ

ゴルフは性格が出るスポーツの代表です。

例えば初心者で初めてのコースで、警戒心も無くティーショットでドライバーを打ってOBやハザードに行ってしまったりします。「自分は大丈夫」「真っ直ぐ行ってくれる」などあまり根拠のない理由でよく考えずにプレイしてることが多いと思います。しかし経験を積むと「ここはあっちに何かあるかもしれない？」「知らないから念のためあの辺に打っておこう」など警戒心が増えます。知っているコースなら「このホールはこっちに打つのがベスト」「あっちからは難しい」など経験による予見が働きます。今のコロナも様々な意見を専門家などから聞きますが、初期の段階では「新型コロナは未知数でわからないから危ない」と言っていた年配の医師を「インフルエンザの方が死者は多いから、コロナはただの風邪そんなに心配しなくていい」と言っていた専門家や医師も今は真逆の事を言っていたりします。経験値が乏しかったり、初めてのことは、おっかながっていいと思います。後に「心配し過ぎて損した」は実際そんなに損はしません。楽観的な時の損害は大きくなる事が多いと思います。ゴルフもイケイケでは上手く行くメリットと上手く行かないデメリットならデメリットの時の方が大きいです。プロは練習ラウンドをしてちゃんとコース攻略を考えてプレイしています。それでも上手く行かない時が多々あります。アメリカに居る時に有名デザイナーのピートダイの2コースでプレイした事がありますが、初めてプレイしたコースはディズニーリゾートの中にあるコースで、ラウンドした感想は「たいした事ないなぁ」と思いました。それから数ヶ月後少し田舎の別のピートダイ設計のコースに先輩から「凄く面白いコースだから行こう」と誘われて行く事になり、正直あまり期待していませんでした。いざ行ってラウンドしてみると1番ホールから18番ホールまで息を抜く事の出来ないコースでした。少し舐めていたとラウンドが終わり反省しました。これは最初にラウンドしたピートダイ設計の印象が残っていたからだと思います。同じ設計家でも様々制約の中で設計するのと自由に設計するのは、戦略などが様々違ってくるのを痛感しました。初めてのことは大人しく慎重に行かなければダメだなと勉強になりました。初めての事は自分のキャリアで想像し怖がりながら慎重にプレイしなければ、思いもよらない大叩きをします。今回のコロナも人類が初めての経験です。自分のキャリアや情報を駆使して乗り越える努力をしなくてはならない気がします。心配性が幸いするかもしれません。