マスターズ

今年のマスターズは、タイガー ウッズの復活優勝で幕を閉じました。

しかし華のあるプレーヤーですね。

私が初めてタイガーを見たのはフロリダに住んでいる時に全米アマの決勝戦のテレビ中継でした。

白人の男の子と黒人の男の子の戦いで興味が湧き観ていました。

この対決に興味があったのは私がアメリカに住むきっかけになった人と以前『なぜ黒人の凄いプレーヤーがゴルフは出てこないんやろ?』と素朴な疑問を話している時に、その人曰く『黒人は激しいスポーツがむいてる』と言われ、そうなんかなぁ?くらいに思っていました。

たしかにそれまでは黒人プレーヤーがゼロでは無かったですが、目立って凄いプレーヤーはいませんでした。

だから全米アマの決勝まで行く選手に興味を持って見てました。前半タイガーが押され気味でやはり黒人プレーヤーはこんなもんなんかなぁと見ていたら、後半怒涛の巻き返しで逆転してタイガーが三連覇を達成して幕を閉じました。

その時はまだタイガーとは名乗っておらず『この黒人プレーヤーは凄いなぁ‼︎』とウッドかウッズかわからず、ただ凄いプレーヤーとして覚えていました。

その後、プロ転向して推薦出場の数試合で2勝を挙げてアメリカでは注目の的になっていました。

その次の年の2月に日本にビザの関係で一時帰国した時はまだ日本では誰もタイガーの存在を知らない状況でした。

長年メジャーをテレビで見ていますが、本命視されていても中々勝てないのがメジャーでそれがメジャーと言う印象でした。

ただタイガーがマスターズに勝った時はなぜか驚きはなかったのを覚えています。

絶対王者の誕生はそんなものかもしれません。

その後、帰国するとタイガーブームになっていて日本なら当然だと思いました。

当時の日本にはグリップのバックラインありしか売っていなくて、それが当たり前でしたが、アメリカでバックライン無しがかなり前から売っていて私自身も使っていました。

ある人はバックラインありを逆にさして使っていて『これは間違ってますよ。僕のはバックラインないでしょだから逆にさしても大丈夫なんですよ』と教えてあげたのを覚えています。

そのくらい意味も分からず真似をする人が出るくらいタイガーブームが起こっていました。

日本ではジャンボ尾崎の強さは変わらず、まだまだゴルフは人気がありました。

国内無敵のジャンボがあれだけ苦戦するメジャートーナメントをいとも簡単に勝って行くタイガーを見てアメリカのゴルフ界はどんどんレベルが上がると思ったのを覚えています。アメリカに住んでいる時小さなトーナメントに何度も参加していてレベルの高さは実感していましたが、そのトップレベルのPGA tourで勝ちまくるタイガーは別格でした。

今思えば日本で無敵のジャンボ尾崎もジャックニクラウスに憧れ影響を受けたと本人が語っていますが、今の世界のプレーヤーの大多数もタイガーの影響を受けていると思います。

ジャンボ尾崎と青木功の師匠は林由郎ですが、現役時代に本人から名前を聞く機会はほとんど無かったと記憶してます。

タイガーの言葉からもニクラウスの名前はあまり聞きません。憧れてしまうとその人物を超えるのは難しいのかもしれません。

ジャンボ尾崎はニクラウスに憧れた時点でメジャーには縁がなかったのかもしれません。

その点、青木功は凄いと認めつつも憧れでは無くジャンボとは違ったのかもしれません。

タイガーもニクラウスの記録に意識はあっても憧れでは無いように感じます。

ジャンボ尾崎も低迷期がありその時はマスコミに限らず一般的にもジャンボは終わったと囁かれていた時期がありますが見事に復活して10年間で50勝という驚異的な勝ち星を重ねました。

私の年代はそのジャンボ尾崎を見ているので、タイガーの復活に全く疑問を持ちませんでした。必ず復活すると確信していました。(低迷期のタイガーについて、復活するといつもレッスンで言っていたので^_^)ジャンボ尾崎を観ているので、これからのタイガーが楽しみで仕方がないです。


京都大西ゴルフレッスン。

アメリカ フロリダ州にてゴルフ修行経て京都市左京区の岩倉ゴルフクラブにて、何回来ても1ヶ月税込10000円でレッスンをしています。初心者から上級者まであなたにあったレッスンを心がけています。

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